健午法律事務所

遺産相続手続きに必要な銀行口座の手続きとポイント

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遺産相続手続きに必要な銀行口座の手続きとポイント

遺産相続手続きに必要な銀行口座の手続きとポイント

2023/11/05

遺産を相続する際には、銀行口座の手続きが欠かせません。遺産相続において、銀行口座は何らかの形で関わってくることが多く、相続人が口座の手続きを適切に行わなければ、相続手続きがスムーズに進まない場合があります。今回は、遺産相続手続きに必要な銀行口座の手続きとポイントについて、詳しくご紹介します。

目次

    遺産相続手続きとは

    遺産相続手続きとは、亡くなった方の資産や財産を法律的に誰が相続するかを決める手続きのことをいいます。遺言書がある場合、ない場合それぞれについて、相続人が誰かを確定し、その人に遺産を分割し、分配する過程が含まれます。 遺産相続手続きは、相続人が直面する問題や紛争を解決するために欠かせない手順であり、法的な手続きに従うことが重要です。弁護士は、相続人がトラブルに巻き込まれないために、正確な法律知識に基づき問題解決方法を提供します。 遺産相続手続きには、相続登記や相続税申告など、多岐にわたる手続きがあります。また、相続人同士が紛争を起こした場合には、調停や裁判が必要な場合があります。このような場合も、弁護士が法的な適切なアドバイスを提供し、和解や問題解決を支援することも重要です。 特に相続登記、名義変更登記の場面では、司法書士の実務経験もある弁護士に相談することは、手続きの点と、紛争予防の点の、双方を相談できるという点で大きなメリットです。遺産相続手続きは、誰でも直面する可能性がある問題であり、正確な法律知識や専門的なアドバイスに基づいて行われることが求められます。弁護士は、そのような問題を解決するために不可欠な存在であり、法的な問題に遭遇した場合には、適切な弁護士を選ぶことが重要です。

    遺産相続手続きに必要な銀行口座の種類

    遺産相続手続きをするにあたって、避けて通れないのが銀行口座の解約や名義変更です。具体的には、相続人が名義人のものである銀行口座を解約して残高を引き出すことになると思われます。 遺産相続手続きに必要な銀行口座の種類には、相続人名義の普通預金口座、定期預金口座、貯金、定期定額貯金口座などがあります。旧住所で開設していた口座がもれてしまわないように調査することも大切です。それぞれ手続き方法が異なりますので、弁護士に相談して適切な方法を選択しましょう。 また、遺産相続手続きにおいては、相続人以外の人物が名義人である銀行口座の扱いにも注意が必要です。たとえば同居していたパートナー名義の口座があった場合、その預貯金が、名義人は違えども、実質的には被相続人の財産であると評価できる場合もあるからです。そういった場合にも、弁護士に相談して権利の主張や解決策を見つけることができる場合があります。 遺産相続手続きは、銀行口座の解約や名義変更に代表されるように、複雑な手続きが数多く絡むことが多いです。適切な方法を見つけるためにも、弁護士のアドバイスを仰ぐことを強くおすすめします。

    銀行口座の手続きの流れ

    まずは銀行に連絡をすることで相続の手続きが始まります。その後、銀行から相続に必要な書類を取り寄せて提出いたしますが、金融機関ごとに必要な書類が少しずつ異なるため、スムーズに手続きを進めるためにはそれぞれの金融機関の特性に応じて適切に書類を提出する必要があります。遺言書がある場合、ない場合、遺産分割協議書がある場合、ない場合、などによっても手続きが異なってきます。貸金庫の契約があった場合は口座と同時に解約しなければなりません。相続人全員分の印鑑証明書も取得しておく必要があります。弁護士に依頼すれば、金融機関に対する手続きは全て任せることができますが、印鑑証明書の取得だけは相続人の方に協力していただく必要があります。

    多くの弁護士は銀行口座解約手続きを扱っていないかもしれません。しかし、司法書士出身の弁護士であれば司法書士として銀行口座解約に数多く携わってきているため、スムーズに行うことができます。かつ、弁護士の視点から各お手続きの中でトラブルになりそうな点を見つけ、相続人間、金融機関との間でのトラブルを予防、解決することが可能です。

    手続き中に注意すべきポイント

    手続き中に注意すべきポイントは何かというと、弁護士を利用する場合には、手続きに対して効果的な代理権をもっていて、法的な知識と経験が豊富な弁護士を選ぶことです。また、手続きの進行に応じて、十分にコミュニケーションを行うことも重要です。手続きをより円滑に進めることができるよう、弁護士と十分なディスカッションをすると良いでしょう。金融機関とのやりとりの手続きに詳しい弁護士を選ぶことも重要です。司法書士として数多くの金融機関の口座解約手続きなどを経験してきた弁護士であれば、手続き面と法律的なアドバイスと両方を受けることができるため、依頼するにも大きなメリットがあります。また、手続きによっては、手続きの内容を理解するために必要な文書を集めることも必要です。必要な書類が揃っているか、必要な手続きが必要になるか、期限をどうするかなどを確認し、手続きに必要な手順を事前に把握することが必要です。最後には、手続きの完了後に正確な書類や証明書を受け取った後、問題がないか必ず確認することが重要です。弁護士とのコミュニケーションと手続きの正確さで、手続きをスムーズに進めることができます。

    銀行口座解約後の手続き

    銀行口座を解約した後は、相続人間で平等に遺産を分けていただきます。遺産分割協議書を作成している場合は、協議内容に従って分配します。遺言書があり、相続人間で取り決めが指定されている場合には、故人の思いに従い遺産を分配します。この預金解約後の手続きも、弁護士がまずは代表で受け取り、相続人それぞれの口座に振り分けてお渡しすることが可能です。弁護士が手続きを代行していることでトラブルなく進めることができます。

    当事務所では、このような預金解約だけでなく、不動産の登記も行っているので、一括して遺産承継業務としてご依頼していただくことができます。

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