自己破産のデメリットはあるか その2
2024/12/06
自己破産のそのほかのデメリットがあるのかどうか
考えてみたいと思います。
6 生命保険の解約返戻金
生命保険金で掛け捨てでない場合は積み立てになっており、
解約時に解約返戻金があるタイプのものがあります。
この場合、解約した時の返戻金が20万円以上ですと
各借入先に返済すべき財産として処分の対象になるとされています。
もっとも保険が解約されてしまうとお身体のことなど心配もおありでしょうから
解約しないでも済む方法も検討余地がありますのでご相談ください。
7 自動車
もしまだローンが残っている場合で所有権がローン会社に留保されているならば、
車は引きあげられてしまうでしょう。
ローンがなく自分名義の場合は、その財産価値が20万円以上である場合は
各借入先の返済のために処分が必要になるのが原則です。
国産車の場合は耐用年数が6年と言われていますので、
それを超えていれば車を残せる可能性があります。
地域柄やお身体の状態によっては、車がなければ生活ができないという場合もあるでしょう。
そのような場合は裁判所と相談しながら残せる場合もあります。
8 退職金
会社にまだ勤務中であっても、将来もし退職した際には退職金が出ると言う会社にお勤めの場合、
将来の退職金についても資産として考え処分されることがあります。
まだまだ退職が先の場合、退職金見込み額の8分の1が20万円以上の場合は
配当財産とされ処分が必要ということになります。
そして、各借入先への返済に回されることになります。
以上さまざまな注意点がありますが、具体的には本当に処分が必要なのかどうか含め、
弁護士の法律相談を通じて確認してください。
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